忍者ブログ
主にバイクが中心の日記。 だらだら更新で怠けもの。 バイクはブルバード400。 静かに見守ってもらえると嬉しいです。
[12] [13] [14] [15] [16] [17] [18]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


地震に直撃されながらもようやく免許を手に入れた僕でしたが、いざ帰ろうとすると

・・・あれ?バスが来ない。

当然です。
あんな地震があって、のうのうと走ってるバスはないでしょう。
駅までは4キロほどの道のり。
待っていればよかったのだろうに、じっとできず歩いて行きました。

駅前に近づくにつれて、地震の被害はだんだんと目に映ってきました。

初めての異変はマンホールです。
地面から盛り上がり、水がごぽごぽと溢れてきています。

さらに歩いて行くと、道路に瓦礫が目立ち始めました。
ブロック塀はみんな倒れ、屋根から落ちた瓦を住人が片付けています。

地面は陥没してたり、盛り上がっていたり、割れ目ができていたりで異様です。
首輪がつながったままの犬もいました。地震でどこからか逃げてきたのでしょう。

住宅街を越え、やがて駅前のにぎやかな通りへ。
その光景を見てなんというか愕然としました。

あらゆるお店と家が被害を受けていました。
店内はぐちゃぐちゃで、営業している店はなく、大手チェーンの店や24時間営業の店でさえ閉じていました。
剥がれたタイルが下にあった車に直撃していたり、半壊した家が道路をふさいでいたりしました。
信号は止まっていて、警察や警備員の人が交通整理をしています。
人々はみんな困惑した顔をしています。

そして駅にたどり着くと、やたらと人がいます。
なんだかなと思いながら進んでいくと、

・・・あれ?駅の中に誰もいない。え、封鎖?

駅は立ち入り禁止になっていました。
郡山駅といえば福島で結構大きな駅です。
そんな大きな駅が完全封鎖されているなんて。
張り巡らされた黄色のテープが僕の心にいやな危機感を抱かせます。

・・・おやおや?僕、帰れない?

激しく動揺しました。
そして、新たな危機の到来。
避けようのない生理現象が僕を襲いました。
厠は!?厠はいづこに!?
光の中に見つけたコンビニで僕は知りました。

断水。

そのあとしばらくもだえ苦しんだ後、心やさしい人の家で難を逃れました。

ひと晩過ごすことを決意し、宿屋を巡りましたが営業停止。
どうしようもなく安積永盛駅までたどり着いた僕は、いつの間にか無料化されていた公衆電話で救難信号を発信。

その数時間後。
夜1時過ぎだったでしょうか。
車で駆けつけた親に拾われて無事帰路につきました。

そのくらいなんだとか言わないでください。その通りですから。

家でテレビをつけた時、”・・・”と感じました。
そして、自分がどれだけ幸運だったのかを知りました。

今の地点で、今回の地震は阪神・淡路大震災を越える死者を出し、想像を絶するような被害を出しています。

一人でも多くの人が救われ、笑顔を取り戻すことができることを心から願っています。
どうか2010_0622_175652-P6220034.jpg負けないで。


←水が溢れてきている様子。わかるかな?ちなみに背景の人影は僕です。

拍手[0回]

PR

ブログを初めて数日もたたずに空白が自己主張を強めていますが、今日からちゃんと再開です。
べ、別にサボってたわけじゃないんですよヾ(・ω・`;)ノ
いやまあ、ほんの少しは面倒だなぁとかなんとか思ってたりもしたんですけどね。

本題に入ります。
以下はすべて実話です。脚色は一切ありません。

11日にM9.0の地震が宮城沖を中心に発生し、東北や関東地域が大きな被害を受けました。
実家が福島県の白河市にある僕は、その日はなんと運転免許の学科試験のために郡山まで出向いていました。
春休みの時期だけあって、免許センターは若者でごった返していました。
知り合いが誰もいなかったので、今頃の若者にびくびくしながら(人見知りなもので)いざ本番へ。
マーク式の選択問題を100題解答。
技能試験以来の緊張を感じながら、大型スクリーンの前で合格者発表を待っていると遠くに同級生を発見。
声をかけようかとも思いましたが、悪っぽい雰囲気が漂っていたので断念。からまれたら面倒だもんね。
そしてスクリーンに合格者の番号が一斉に映し出されました。
必死に探すと、自分の番号が

・・・あ、あった。

思わずガッツポーズしました。良かったぁ。
それから説明なの写真なのとだらだらした時間が過ぎ、運転者の心得などの話を聞いているうちに睡魔が襲撃。
つい、うとうとしていた14:46分。

東北関東大震災が発生。

講義室がぐらぐら揺れました。悲鳴が聞こえ、机が滑り、ロッカーが倒れました。
それを防ごうとする人や、下の階へ逃げようとする人などがいましたが、自分も含めて机の下にもぐった人が大半だったので、あんまり混乱はしていませんでした。
それでもなかなか地震が収まらないのでその場を動けずにいました。
その時の気持ちは”すげぇ地震だなあ、おい”てな感じです。
しばらくして役員の人から避難の指示があり外へ。
なぜか外は吹雪が吹いていました。数分で止みましたが、何だったんだろう。
免許センターの試験コースの道路はめちゃくちゃでした。
ひび割れ、陥没、水道管が傷ついたのか水が溢れてきていて酷いありさまです。
そして、一番びびったのは携帯です。
電話がつながらない。iモードが使えない。メールがうまく届かない。

それから、合格者に免許が交付されました。異例な事態なためか、免許証は手渡しであっけなくもらえました。本当にあっけなかったです。学校でプリントを配るのとなんら変わりない様子でした。
いやぁ、まあ何はともあれ命はあるし、免許証も手に入れたし。これでやっと楽しいバイク人生が・・・
しかし、その帰り道があんなに困難だとはこのとき思ってもいませんでした。

 

拍手[0回]



僕とバイクと穏やかな日々
design&photo by [Aloeswood Shrine / 紅蓮 椿] ■ powerd by [忍者BLOG]
忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
ぶる
年齢:
33
性別:
男性
誕生日:
1992/01/19
職業:
会社員
趣味:
ツーリング 
自己紹介:
しがない社会人1年目です。
バイクは夢だったブルバード400に乗っています。
鈴菌ではないよ?
そんなことを言っていた時期が僕にもあ(ry
宣伝
クルトヒュムネス特設サイト!
バーコード
ブログ内検索